You Spin Me Round (Like a Record)

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…というわけで(←どういうわけだ?)今月は急遽「懐かしきドーナツ盤」月間に決定。
 
18回となる今日は,1984年に見事,全英No.1を記録してデッド・オア・アライヴ,
そしてピート・バーンズの名を広く世に知らしめたこのシングル。
 
Dead or Alive - You Spin Me Round (Like a Record) - 1984
 
一大出世作となった1985年の 2nd アルバム Youthquake からのリード・シングルで,
その後,Hi-NRGの隆盛と共に80年代後半のUKミュージック・シーンを席巻していくことになる
ストック,エイトキン&ウォーターマンにとっても初のUK No.1ヒット。
 
実に17週をかけてNo.1に到達したUKのほか,スイス,アイルランド,カナダでNo.1
全米でも最高4位を記録して彼らの世界進出の足掛かりとなった。
 
 
ルーサー・ヴァンドロスの I Wanted Your Love とリトル・ネルの See You 'Round Like a Record
インスパイアされたピートが何度も歌い直しながら書き上げたというこの曲は,
当初,レーベル側に全く受け入れられず,ピートが借金に奔走してレコーディングしたんだとか。
 
それにしても,この強烈なビートに映えるピートのパワフルなパフォーマンスはまさに圧巻。
 
Brand New loverTurn Around & Count 2 Ten がバンドの双璧だと僕は今でも思っているが,
この曲を彼らのベストに挙げるリスナーが多いというのも頷ける話ではある。
 
 
 
…というわけで(←どういうわけだ?)今月は急遽「懐かしきドーナツ盤」月間に決定。
 
18回となる今日は,1984年に見事,全英No.1を記録してデッド・オア・アライヴ,
そしてピート・バーンズの名を広く世に知らしめたこのシングル。
 
Dead or Alive - You Spin Me Round (Like a Record) - 1984
 
一大出世作となった1985年の 2nd アルバム Youthquake からのリード・シングルで,
その後,Hi-NRGの隆盛と共に80年代後半のUKミュージック・シーンを席巻していくことになる
ストック,エイトキン&ウォーターマンにとっても初のUK No.1ヒット。
 
実に17週をかけてNo.1に到達したUKのほか,スイス,アイルランド,カナダでNo.1
全米でも最高4位を記録して彼らの世界進出の足掛かりとなった。
 
 
ルーサー・ヴァンドロスの I Wanted Your Love とリトル・ネルの See You 'Round Like a Record
インスパイアされたピートが何度も歌い直しながら書き上げたというこの曲は,
当初,レーベル側に全く受け入れられず,ピートが借金に奔走してレコーディングしたんだとか。
 
それにしても,この強烈なビートに映えるピートのパワフルなパフォーマンスはまさに圧巻。
 
Brand New loverTurn Around & Count 2 Ten がバンドの双璧だと僕は今でも思っているが,
この曲を彼らのベストに挙げるリスナーが多いというのも頷ける話ではある。
 
 
 
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前回に続き「懐かしきドーナツ盤」,第17回の今日は,Take on Me のメガ・ヒットで
一躍世界的なスターダムへと駆け上がった a-ha のこの曲。
 
a-ha - I've Been Losing You - 1986
 
件の Take on Me のヴィジュアル・イメージによって既にアイドル的な人気を博していた彼らが
「脱・アイドル」を期した1986年の 2nd アルバム Scoundrel Days からの 1st シングル。
 
マグスとポール・ワークターの2人が初めてプロデュースを担当してバンド主体の
サウンド・デザインとなった Scoundrel Days そのものに対する僕の評価は極めて低いのだが,
(本ブログでも何度か述べていることだが,彼らの真価が発揮されるのは 4th アルバム,
East of the Sun, West of the Moon 以降だったと個人的には考えている)
全世界で1,100万枚を超えるスーパー・セールスを記録したこの曲だけはやはり別格。
 
 
雨じゃなかったんだ/君の瞳の輝きを/すっかり洗い流してしまったのは/
ベッドの横のテーブルに/銃を置いて/僕は/気付くべきだった/
 
雨じゃなかったんだ/何の関係もなかった/僕のせいじゃないと誓えればまだよかった/
 僕の行動の全てが/冷淡で/手遅れだったのは/火を見るより明らかだ…
 
多分に曲中の主人公による女性の「殺害」を連想させる陰鬱なリリックとハードなサウンド,
そして何よりモートン・ハルケットの鬼気迫るヴォーカリゼーションは圧巻。
(真偽は不明だが,ポールが満足できずにリテイクを重ねる中,ウンザリしたモートンが
自嘲気味に歌い放ったテイクが採用されたという逸話も残されている。)
 
商業的な成功は意外と言えば意外にも思えるが,とかくファルセットにばかり注目が集まりがちな
モートンがシーン屈指のシンガーであることを世に知らしめた1曲だとは言えよう。
 
 
 

I've Been Losing You

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前回に続き「懐かしきドーナツ盤」,第 17 回の今日は, Take on Me のメガ・ヒットで 一躍世界的なスターダムへと駆け上がった a-ha のこの曲。   a-ha - I've Been Losing You - 1986   件の...
16回となる「懐かしきドーナツ盤」,今日は,いずれ取り上げると宣言しながら
実に3年以上も放置してしまっていたトンプソン・ツインズのこの曲。
 
Thompson Twins - Lay Your Hands on Me - 1984
 
全英最高5位,全米でも最高20位を記録した1985年の 5th アルバム,
Here's to Future Days からのリード・シングル。
 
本人たちが出演したmaxellのカセット・テープのテレビCMにも使用されて
ここ日本でもスマッシュ・ヒットとなり,1985年のライヴエイド出演をきっかけとして
徐々に拡大していた彼らの人気を後押しすることとなった。
(しかし,カセット・テープという言葉に時代を感じずにはいられない…僕が小学生の頃は
インターネットは疎かPCすら普及していなかったから情報源は雑誌と深夜のラジオ,
音源の再生手段は専らドーナツ盤かカセット・テープで,中学生になってようやくCD
普及が始まったという塩梅。つくづく便利な世の中なったものだと思う…。)
 
 
元々はフロント・マンのトム・ベイリーとアレックス・サドキンによるプロデュースで
1984年にヨーロッパとオーストラリアでリリースされたシングルだったが,
翌年,当時の超売れっ子プロデューサーだったナイル・ロジャースが手を加えたヴァージョンが
再リリースされて全米最高6位を記録,アルバムにはこちらが収録された。
 
グローバルと言えばいいか,UKという枠を大きく飛び越えた雄大なサウンド・デザインと
ナイル・ロジャースのアイディアで加えられたゴスペルチックなコーラスが胸を打つ,
トリオ時代の彼らのキャリア屈指の名曲と言えるだろう。
 
 
 

Lay Your Hands on Me

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第 16 回となる「懐かしきドーナツ盤」,今日は, いずれ取り上げると宣言しながら 実に 3 年以上も放置してしまっていたトンプソン・ツインズのこの曲。   Thompson Twins - Lay Your Hands on Me - 1984   全...
Daft Punk - One More Time - 2000
 
2001年にリリースされたダフト・パンクの 2nd アルバム Discovery からのリード・シングル。
 
本国フランスとポルトガルで1位,全英で最高2位,スペインで最高3位,イタリアで最高5位,
ベルギーで最高6位,ドイツで最高7位とユーロ圏を席巻したほか,カナダで1位,
全米でも最高61位と北米でも健闘,さらには,ここ日本でも30万枚超のセールスを記録するなど,
1st アルバム Homework で既に高い評価を得ていた彼らの名を世界に知らしめた1曲だ。
 
リリースから20年近くを経た今なお,テレビ番組,CM等で頻繁に耳する機会があるから,
日本人には最も馴染みの深いクラブ・アンセムの1曲だと言えそうだが,
何と言ってもベストは2012年のクリスマス・シーズン,ごく短い期間,お茶の間を彩った
au 4G LTE のテレビCMシリーズ「FULL CONTROL / Xmas」篇だろう。
 
4G LTE によってもたらされる革新的な新しい世界をスマホによって
思いのままにコントロールしようという何ともベタなコンセプトCMではあったが,
それでもその映像美と楽曲の持つ世界観が見事にフィット。
 
せっかくの世界観を損ねてしまった感のある揺れるタクシーのチープさだけは
全く不要だったと個人的には思っているが,特に終盤,気球に乗って颯爽と登場する
サンタ・クロースがDJよろしく群衆を煽るシーンはもはや感動的ですらある。
(そして,上空を見上げる女性の最後の表情がまた何とも美しい…。)
 
ダフト・パンクの2人もファンだという松本零士が手掛けたMVよりもこちらの方が遥かに僕好み。
(もっとも,僕はmova時代からのdocomoユーザーではあるが。)
 
これもまた優れた楽曲の楽しみ方の1つと言っていいだろう。
 
 
 
 

One More Time

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Daft Punk - One More Time - 2000   2001 年にリリースされたダフト・パンクの 2nd アルバム Discovery からのリード・シングル。   本国フランスとポルトガルで 1 位,全英で最高 2 位,スペインで最高...
Level 42 - Something About You - 1985
 
UKフュージョン界きっての職人集団,レベル42がポップ路線へと大きく舵を切った
1985年の 6th アルバム World Machine からのリード・シングル。
 
ニュー・ウェイヴと位置付けても全く違和感のないこのシンセ・ポップの逸品は,
全英で最高6位,全米でも最高7位を記録して,間もなく40年に差し掛かろうかという
バンドの長いキャリアにおける最大のヒット・シングルとなった。
 
フロント・マン,マーク・キングによる強烈なベース・ラインとポップなメロディに加え,
サビで聴かれるマイク・リンダップの繊細なファルセットから
マーク・キングの太い声へとシフトするヴォーカル・チェンジが僕は大好き。
 
Drawn into the streamOf undefined illusion
Those diamond dreamsThey can't disguise the truth
That there is something about youBaby so right
I Wouldn't be without youBaby tonight...
 
僕の拙い英語力であっても太字の that は明らかに「同格」を示す that であると
理解できるわけだが,であれば,センテンスの途中,それもあろうことか曲中の主人公が
愛の告白の最中,「誤魔化せない真実」とは何であるかを説明しようとする
まさにそのタイミングで話者が入れ替わってしまうという…。
 
多分に感性の問題だし,「なぜ?」と訊かれても「そうだから」としか答えようがないのだが,
同一センテンスにおけるこの声質の転換は,本当に何度聴いてもシビれてしまう。
 
いや,しかし,いつ聴いてもマークのパフォーマンスは素晴らしい。
 
驚異的な再現性を誇る彼らの30周年ワールド・ツアー時のライヴ映像と併せて視聴されたし。
 
 
 
 

Something About You

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Level 42 - Something About You - 1985   UK フュージョン界きっての職人集団,レベル 42 がポップ路線へと大きく舵を切った 1985 年の 6th アルバム World Machine からのリード・シングル。 ...
Peace - Follow Baby - 2013
 
2013年の 1st アルバム In Love からの 2nd シングル。 
 
サビのフックが今ひとつという嫌いはあるにせよ,この曲は,間違いなくこの年の
UKロック・シーンにおけるベスト・シングルの1つだったと言えるだろう。
 
例えば NaïveTelevision Romance といった一撃必殺のキラー・チューンのような
インパクトはないが,多分にニルヴァーナあたりの90年代USオルタネイティヴからの影響を
感じさせるノイジーなサウンドから一転,あのマッドチェスターをも彷彿とさせるダンサブルなビートと
如何にもブリットポップ然としたメロディを聴かせるこの曲のサウンド・デザインは,
さながら80年代後半から現在までのUKギター・ロック変遷の縮図といった趣。
 
昨年リリースされた 3rd アルバム Kindness Is the New Rock and Roll も高評価を得たが,
冒頭に述べたように,もう少しフックの強いメロディが書けるようになれば,
単に90年代リヴァイバルの枠に収まらない,突き抜けた存在になれるのだろうと思う。
 
 
 

Follow Baby

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Peace - Follow Baby - 2013   2013 年の  1st アルバム In Love からの 2nd シングル。    サビのフックが今ひとつという嫌いはあるにせよ,この曲は,間違いなくこの年の UK ロック・シーンにおける...
Milco. - Flaming Youth - 2004
#2 Faster
 
ウルフルズの黒田利博が中心となって結成したカブレルズでの活動などで知られる
菅原龍平が,多くの優れた楽曲を残しながらも全くブレイクしなかった
オータム・ストーンの活動休止後,これまた非常に良質な内容だったにもかかわらず
マーケットによる完全無視という憂き目に遭った,ソロ・ユニット Milco. 名義で
2004年にリリースした唯一のアルバム Flaming Youth 収録曲。
 
一聴して心奪われるといった性質の楽曲ではないかもしれないし,
好き嫌いが分かれそうなサウンド・デザインではあるのだが,如何にも葛藤の中で
ようやく絞り出したといった情感を湛えたそのリリックとメロディ,
そしてやや抑え気味の菅原のヴォーカリゼーションは,それ故,強く僕の胸を打つ。
 
Venus Peter を輩出した WONDER RELEASE RECORDS から法人化した
UKプロジェクトが Flaming Youth を「ふとした瞬間に崩されてしまいそうなほど純粋で
危ういあの頃の衝動がここに」と評しているが,なるほど,これは言い得て妙。
 
この曲は,その衝動的傑作 Flaming Youth のコンセプトを端的に表現した1曲と言えよう。
 
近年はすっかり落ち着いて,渋い大人のミュージシャンといった風情の漂う菅原だが,
エモーショナルなバンド・サウンドの復活に期待するのは僕だけではないだろう。
 
 
 

Faster

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Milco. - Flaming Youth - 2004 #2 Faster   ウルフルズの黒田利博が中心となって結成したカブレルズでの活動などで知られる 菅原龍平が,多くの優れた楽曲を残しながらも全くブレイクしなかった オータム・ストーンの活動休止...
Lenny Kravitz - Are You Gonna Go My Way - 1993
 
初の全英No.1アルバムとなった1993年の同名 3rd アルバムからの 1st シングル。
 
彼を初めてグラミー賞(Best Rock SongBest Rock Vocal Performance: Solo の
2部門)ノミネートへと導いた1曲でもあり,また,この曲のMVは,
見事,同年の MTV Music Video AwardBest Male Artist を勝ち取ることとなる。
 
ハードなスネアドラムと相俟って何とも中毒性の高いオープニングのリフ,
フェイザーの効いたギターとレニーの印象的なシャウト。
 
ハイティーンの僕を熱狂させたマッドチェスターが終焉を迎え,グランジ,オルタネイティヴ,
あるいはサンプリング世代による Hip Hop ミュージックがシーンを席巻する中,
清々しいまでに黄金期のロックを彷彿とさせるこの曲はむしろ新鮮だった。
 
この曲のスタイルを時代遅れと揶揄する向きがあったのは紛れもない事実だが,
もちろん,これを単なる回顧主義と断ずることはできまい。
 
「どんなに素晴らしいミュージシャンであっても必ず誰かの影響を受けているし,
それを聴き取ることができるだろう?マイルス・デイヴィス,カーティス・メイフィールド,
そしてザ・ローリング・ストーンズであっても,そこには何かしら影響があるんだ。
でも,彼らはそこから新たなオリジナルを創り出しているんだよ(レニー・クラヴィッツ)」
 
僕もそう思う。
 
 
 

Are You Gonna Go My Way

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Lenny Kravitz - Are You Gonna Go My Way - 1993   初の全英 No.1 アルバムとなった 1993 年の同名 3rd アルバムからの 1st シングル。   彼を初めてグラミー賞( Best Rock Son...
Vampire Weekend - Oxford Comma - 2008
 
2013年の Contra2016年の Modern Vampires of the City,そして今年5月にリリースされた
Father of the Bride が見事3作連続で全米No.1に輝いたヴァンパイア・ウィークエンドが
2008年にリリースした 1st アルバム Vampire Weekend からの 3rd シングル。
 
ニューヨーク出身のバンドながら,デビュー当時はむしろUKでの人気が高く,
そのUKナショナル・チャートで最高38位を記録したこの曲もアメリカ市場は完全無視。
 
多分にアフロ・ポップからの影響を感じさせるその洗練されたサウンド・デザインは
確かにUSよりは遥かにUK向きだったと言えるのかもしれないが,
彼らのルーツと言うか嗜好が最も顕著に表れた1曲だと個人的には思っている。
 
加えて,僕はこの曲のMVが大好き。
 
アークティック・モンキーズやスーパー・ファーリー・アニマルズ等のMVでも知られる
リチャード・アイオアディが手掛けたこの曲のMVは何と驚愕のワン・テイク!
 
この曲然り,(その趣は大きく違うものの)以前取り上げた White Knuckles もまた然り,
僕はなぜかこういうアプローチに強く心惹かれてしまうというね…(笑) 
 
 
 

Oxford Comma

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Vampire Weekend - Oxford Comma - 2008   2013 年の Contra , 2016 年の Modern Vampires of the City ,そして今年 5 月にリリースされた Father of the Bride...
Sugar Soul feat. kenji - Garden - 1999
 
かつて,DJ HASEBE もメンバーに名を連ねていた Sugar Soul が,
当時,まさに向かうところ敵なしだった Dragon Ash の kj をフィーチャーして
1999年にリリースしたユニット最大のヒット・シングル。
 
J-POPJ-ROCKに限定すればオール・タイムで僕が最も好きなシングルの1つだ。
 
所謂 Hip Hop Soul の先駆けとなったメアリー・J. ブライジの Real Love をベースにした
トラックが湛える独特の浮遊感,何とも美しいメロディとリリック,
作詞・作曲・編曲と,ほぼ全てのソングライトを手掛けた kj がその溢れる才気を如何なく発揮。
 
彼のラップ・パートにもうひと捻り欲しかったと僕は今でも思っているが,
いずれにせよ,90年代 J-POP シーン屈指の名曲と言えよう。
(「普遍的」な魅力と言えば大袈裟に過ぎるかもしれないが,これが20年前の
シングルだという事実には改めて驚嘆せざるを得ない。)
 
2009年に配信限定でリリースされた May J. によるカヴァーもよく知られているが,
言うまでもなく,そのクオリティは完全にオリジナルに軍配(個人的には Diggy-MO'
フィーチャーする必然性すら全くなかったと思っている)が上がる。
 
府中の森芸術劇場で撮影されたというMVもいい雰囲気だ。
 
 
 
 

Garden

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Sugar Soul feat. kenji - Garden - 1999   かつて, DJ HASEBE もメンバーに名を連ねていた Sugar Soul が, 当時,まさに向かうところ敵なしだった Dragon Ash  の kj をフィーチャーし...
The 1975 - The Sound - 2016
 
2013年リリースのメジャー・デビュー・アルバムから3作連続で全英・初登場No.1
今や次代のUKロック・シーンを担う逸材との呼び声高い The 1975 だが,
実のところ僕自身の彼らに対する評価はまだそこまで高くない。
 
好きか嫌いかと問われればもちろん好き。
 
とりわけ,一聴して初期のプリンスを思わせる(実際,この曲を初めて聴いた時に
真っ先に思い浮かんだのが1979年の名曲 I Wanna Be Your Lover だった)
グルーヴが心地よい2016年のシングル The Sound は僕の大のフェイヴァリットなのだが,
彼らのアルバムの特徴とも言えるトータリティの欠如は僕にとっては苦痛だし,
彼らの多くのシングルに共通するフックの不足は何とも歯痒いところ。
 
「僕らのやっていることに皆に乗っかってもらいたいんだ。僕らの音楽は,
今のこの世代のためにあるんだってことを理解してほしい。どこかを車で通り過ぎて,
何かを感じて,その瞬間に聴いていた僕らの曲を覚えてくれたら嬉しいね。僕らの音楽が
本当の意味で誰かの人生の一部になってくれたらなって思うんだ。単にクラブで
聴いたことがあるってだけじゃなく,皆の記憶に留めてほしいんだよ(マシュー・ヒーリー)」
 
彼らの楽曲がリスナーを一撃でノックアウトするような強烈なフックを湛えたその時,
The 1975 は長く皆の記憶に留まるバンドになるのだろうと思う。
 
 
 
 

The Sound

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The 1975 - The Sound - 2016   2013 年リリースのメジャー・デビュー・アルバムから 3 作連続で全英・初登場 No.1 , 今や次代の UK ロック・シーンを担う逸材との呼び声高い The 1975 だが, 実のところ僕自身...
Orangestar - SEASIDE SOLILOQUIES - 2017
#3 DAYBREAK FRONTLINE feat. IA
 
所謂ボカロ曲に(あくまで「僕としては」という程度ではあるが)積極的に耳を傾けていたのも
もう7~8年も前までのことだから,昨今のボカロ事情には非常に疎いわけだが,
ここ数年でのベストを挙げるとやはりこの曲ということになるか。
 
モルモン教の宣教師としての奉仕活動のため,2017年から活動休止中の
蜜柑星Pこと Orangestar2nd アルバム SEASIDE SOLILOQUIES に収録されている
彼の24作目で,2017517日に見事,自身4曲目となるミリオンを達成した。
 
やれギターだ,ベースだと,普段は偉そうなことを好き勝手に書き連ねてはいるものの,
この曲に聴かれるような,ピアノを軸にした打ち込み主体の流麗なトラックは,
やはり根はピアノ少年(?)である僕の胸にダイレクトに響く。
 
注意深く耳を傾けるとやや狙い過ぎた感のあるリリックの矛盾には少々興が削がれると
個人的には思うのだが,それらを力業で押し切る疾走感と美しいメロディが齎す
この強烈なカタルシスは,やはりこの曲ならではと言えよう。
 
 
(これまた多くの矛盾を孕んでいるものの)M.B氏による美しいイラストも楽曲の世界観にピッタリだ。
 
 

DAYBREAK FRONTLINE

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Orangestar - SEASIDE SOLILOQUIES - 2017 #3 DAYBREAK FRONTLINE feat. IA   所謂ボカロ曲に(あくまで「僕としては」という程度ではあるが)積極的に耳を傾けていたのも もう 7 ~ 8 年も前...
今年上半期のハイライトは,何と言っても5月の運動会,紅組の応援団長を
拝命した美音が立派にその大役を務め上げたことだろう。
 
特に,開会に先立って披露された美音の口上は迫力満点,親の贔屓目もあろうが,
保存した動画を再生する度に思わず涙が出てくるほど感動的な姿だった。
 
まさに子は宝,生まれてから半年近くを大病院のNICUで過ごし,
さまざまな機器に繋がれて身動きもできぬまま懸命に死と闘っていた美音が
よくぞここまで健やかに育ってくれたものだ,と…。
 
さて,本日の1曲。
 
Public Enemy - Fight the Power - 1989
 
アメリカ議会図書館に重要保存録音物として永久保存されている,パブリック・エネミー,
1990年の歴史的傑作 Fear of a Black Planet からのリード・シングル。
 
僕自身,一種の社会現象とも呼べるほど白熱した議論を巻き起こした当時の彼らの活動を
リアルに知る世代だが,1989年の米映画「ドゥ・ザ・ライト・シング」のテーマ・ソングにもなった
この曲は,今なお Hip Hop 史上,最も大きな影響力を持つ1曲だと言えるだろう。
 
エルヴィスは皆のヒーローだって言うが/俺には何の意味もないさ/
完全な差別主義者/最低な野郎だよ/ジョン・ウェインもな/
俺は/黒人であり/それを誇りに思っている/もう/準備はできているさ/
切手になっている奴らに俺のヒーローはいない/確かめてみろよ/
合衆国の400年/切手になっているのは/白人のクソ野郎ばかりだろう?/
 
“Don't Worry Be Happy” なんて曲が1位になっていたが/
もし/俺がそんな曲を歌っていたら/その場でブン殴ってくれよ/
さあ/これからが本当のパーティーだ/今すぐさ/
合言葉は/「権力を人民に!」/遅れるな/皆に知らせろ/
「権力と闘え!」/「権力と闘え!」/「俺たちは権力と闘わなきゃならないんだ!」
 
ローリング・ストーン誌の The 500 Greatest Songs of All Time322位,
VH1100 Greatest Songs of Hip Hop で見事1位,
さらにはあの「ロックの殿堂」による「ロックンロールを創った500曲」にも名を連ねる,
凄まじいと言うには余りに凄まじい熱量を放つ稀代のメッセージ・ソング。
 
今日,12歳の誕生日を迎えた愛息・美音にこの曲を。愛を込めて。
 
 
余談だが,「ドゥ・ザ・ライト・シング」は僕も大好きな映画の1つ。
 
バラク・オバマとミシェルが初デートの際に鑑賞した映画としても知られているが,
当然,若いカップルがデートで観るような内容の映画ではない。
 
 
 

Fight the Power

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今年上半期のハイライトは,何と言っても 5 月の運動会,紅組の応援団長を 拝命した美音が立派にその大役を務め上げたことだろう。   特に,開会に先立って披露された美音の口上は迫力満点,親の贔屓目もあろうが, 保存した動画を再生する度に思わず涙が出てくるほど感動的...