This Is How It Feels
Inspiral Carpets - This Is How It Feels - 1990
1990年の 1st アルバム Life からの 2nd シングル。
最高14位を記録したこの曲が1988年のデビューから通算7枚目のシングルにしてバンドにとって初の UK TOP40 ヒット,全米でも見事 Modern Rock Tracks チャート入りを果たした。
ザ・ストーン・ローゼズ,ハッピー・マンデーズと共にしばしばマッドチェスターの「御三家」と評されるインスパイラル・カーペッツだが,実のところ,僕自身の彼らに対する評価はそこまで高くない(もっとも,ローゼズとマンデーズは「別格」という見方もできるが)。
時系列を考えれば必ずしも事実とは言えないものの,バンドのヴィジュアルやステファン・ホルトのヴォーカル・スタイルが僕の目にはあからさまなローゼズ・フォロワーと映ったこと,あるいは一大ムーヴメントを形成したマッドチェスター勢の中にあってそのチープなサウンド・デザインが際立っていたことなどが大きな理由だが,クリント・ブーンのハモンド・オルガンをフィーチャーしたポップ寄りのダンス・ロックは独創的と言えば確かに独創的。
この年齢になって聴き返してみると,これはこれでアリかとも思うし,むしろ好きかも,と…(笑)
オアシス結成前のノエル・ギャラガーがローディとして来日したという有名な逸話もあるが,彼らの安っぽいオルガン・サウンドはブリットポップ勢にも親近感を抱かせるものだったのかもしれない。
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