This Is How It Feels: Reprise

 
Carter the Unstoppable Sex Machine - This Is the Sound of an Electric Guitar - 1993
♯2 This Is How It Feels
 
前回取り上げた This Is How It Feels だが,今日はカーターUSMによる1993年のカヴァーを。
 
1993年に日本オンリーでリリースされた「電気じかけのカバー戦士」に初収録。その後,2007年のコンピレーション・アルバム You Fat Bastard2012年に再リリースされた 1992 - The Love Album のデラックス・エディションに再収録された。(「電気じかけのカバー戦士」は2007年にUK盤がリリースされている。)
 
2007年の再結成後の活動はともかく,リズムボックスによる強烈なデジタル・ビートと轟音ツイン・ギターの共存という,当時としてはかなりユニークなスタイルで90年代のUKロック・シーンを鮮やかに駆け抜けた2人のサウンド・デザインは,ちょうどダンサブルなギター・ロックというマッドチェスターの洗礼を受けていた僕の嗜好にも,当然,違和感なくフィット。
 
政治色の強いリリックに滲む硬派なアティテュードもなかなかのものだったと記憶しているが,件の「カバー戦士」に収録されているカヴァーもザ・スミスPanic やザ・ジャムの Down in the Tube Station at Midnight など,これまたなかなか硬派なラインナップ。(当然,Panic については少々いただけないというのが僕の見解だが。)
 
あまりに容易に想像できる楽曲展開だったとは言え,特にこの This Is How It Feels には,彼らのサウンド・デザインが最もうまく反映されていたように思う。
 
 
 

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