Home

Bone Thugs-N-Harmony feat. Phil Collins - Home - 2003
 
前回取り上げた Tha Crossroads のように僕の人生において大きな意義を持つといった楽曲ではないが,2002年の 5th アルバム Thug World Order からの 3rd シングルとなったこの曲もまた今なお僕の大のフェイヴァリット。
 
クレジットからもお分かりの通り,元ネタはフィーチャーされているフィル・コリンズのソロ一大出世作となった1984年の 3rd アルバム No Jacket Required からの 4th シングル Take Me Home。全米最高7位,全英最高19位止まりながら,この曲を彼のベストに挙げるファンも多いキャリア屈指の名曲だ。UK屈指のエンターテイナー,フィル・コリンズのソロ初期の人気曲という意外なチョイスもなかなかのセンスだが,卓越したラップ・スキルを駆使した流麗なユニゾンとハーモニーで唯一無二のボーン・サグス・スタイルにアレンジしてしまったメンバーの手腕も見事。
 
「キミらとMVの撮影をするってのはエキサイティングだとは思うけど,残念ながら僕は今,スイスにいるんだ」というフィルからのメッセージによって急遽ジュネーヴで撮影されたというMVも相当にクール。コーラスで参加しているフィル・コリンズもさすがの存在感だ。(余談だが,このシングル・リリース直前に素行不良によりグループを脱退したビジー・ボーンのパートはMVから除外されている。)
 
全英で最高19位,ニュージーランドで最高6位を記録した以外に目立ったヒットにならなかったのは意外と言えば意外な気もするが,全英トップ40入りを記念してボーン・サグスがフィル・コリンズを名誉メンバー「フィル・ボーン」とすることに決めたという微笑ましいエピソードも残されている。
 

 
 

0 件のコメント:

コメントを投稿