Dreamtime

22回「懐かしきドーナツ盤」。急遽決まった「懐かしきドーナツ盤」月間の最後を飾るのは,ソロ作品としては今のところ自身最大のヒット・シングルとなっているダリル・ホールのこの曲。
 
Daryl Hall - Dreamtime - 1986
 
1986年の 2nd ソロ・アルバム Three Hearts in the Happy Ending Machine からの 1st シングルで,意外にもソロ名義ではこの曲が唯一の全米トップ10ヒット。
 
2014年に「ロックの殿堂」入りを果たしたホール&オーツのブルー・アイド・ソウルとは明らかに一線を画すポップなサウンド・デザインはこの曲のプロデュースを担当したユーリズミックスのデイヴ・スチュワートの手腕に依るところが大きかったのだろうと思われるが,ソロ初期のシングルの中では確かに最もヒット・ポテンシャルの高いシングルだったとは言えるだろう。
 
 
もっとも,改めて聴き返してみても(楽曲の良し悪しは別にして)大袈裟なメロディがやや鼻につくこの曲が現在の僕の嗜好にフィットしているとは言い難く,ポップ・ミュージックに開眼したばかりの小学生の僕の好みが色濃く反映された1枚だとは言えそうだ。
 
2007年にこの世を去った後も多くのヒット曲と共に今なおカルト的な人気を誇る某日本人女性ミュージシャン(僕は全く良さを見出すことができないが)の 6th シングルがこの曲に酷似している(僕自身は完全にパクリだと確信しているが)というのもよく知られている話だが,それはまたいずれ別の機会に述べるとしよう。
 
 
 

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