Starfish and Coffee

先月8日~13日の6日間に渡って開催された第57回福島市学校総合文化祭。その図画工作作品展覧会において愛音の力作が出品作品に選出されるという快挙。
 
 
「花の世界」と銘打たれたこの作品,「真ん中のバラを2色に分けてぬったことと,まわりを合わせてぬったところを工夫しました」などと殊勝な作者のことばが添えられてもいたが,こんな風に愛娘の力作を鑑賞できるというのも父親である僕にとっては嬉しい限り。
 
さて,本日の1曲。 
 
Prince - Sign O' the Times - 1987
Disc 1 ♯5 Starfish and Coffee

1987年の歴史的傑作 Sign O' the Times 収録曲中にあって一際異彩を放つ名曲。
 
独自のこだわりを持ち,自身の世界の中で毎日を楽しむシンシア・ローズ。彼女の朝食,そしてランチボックスの中身はと言うと…「ヒトデ/コーヒー/メイプルシロップにジャム/バタースコッチ味の雲のキャンディ/タンジェリンにハムも添えて…」
 
「さあ,シンシア,もっと歌ってよ!」クラスメイトたちはこの「風変わりな」女の子を排除しようとするのではなく,時に泣き出すほどに驚きながらも彼女の世界を理解しようと努力する。
 
「普通ではないけど『神に与えられたある種の才能を持った』女の子についての曲なんだ」
 
プリンス自身は公式サイト用のインタビューでこう述べているが,とかく(「ヒトデとコーヒー」という)シュールなリリックに関するレヴューばかりが散見されるこの曲,If U set your mind free, baby, maybe U'd understand という示唆に富む一節にこそその本質が集約されているのだと個人的には思う。
 
いずれにせよ,このラヴリーな世界観に溢れるポップ・センスもまた天才・プリンスの真骨頂。
 
今日,11歳の誕生日を迎えた愛娘・愛音にこの曲を。愛をこめて。

 
 
 

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