Lay Your Hands on Me

17回となる「懐かしきドーナツ盤」。今日は,いずれ取り上げると宣言しながら,実に3年以上も放置してしまっていたトンプソン・ツインズのこの曲を。
 
Thompson Twins - Lay Your Hands on Me - 1984
 
全英最高5位,全米でも最高20位を記録した1985年の 5th アルバム Here's to Future Days からのリード・シングル。
 
本人たちが出演したmaxellのカセット・テープのテレビCMにも使用されたことでここ日本でもスマッシュ・ヒットとなり,1985年のライヴエイド出演をきっかけとして徐々に拡大していた彼らの人気を後押しすることとなった。(いや,しかし,カセット・テープという言葉に時代を感じずにはいられない…。僕が小学生の頃はインターネットは疎かPCすら普及していなかったから情報源は雑誌と深夜のラジオ,音源の再生手段は専らドーナツ盤かカセット・テープで,中学生になってようやくCDの普及が始まったという塩梅。つくづく便利な世の中になったものだと思う…。)
 
 
元々はフロント・マンのトム・ベイリーとアレックス・サドキンによるプロデュースで1984年にヨーロッパとオーストラリアでリリースされたシングルだったが,翌年,当時の超売れっ子プロデューサーだったナイル・ロジャースが手を加えたヴァージョンが再リリースされて全米最高6位を記録,アルバムにはこちらが収録された。
 
グローバルとでも言えばいいか,UKという枠を大きく飛び越えた何とも雄大なサウンド・デザインとナイル・ロジャースのアイディアで加えられたというゴスペルチックなコーラスが胸を打つ,トリオ時代の彼らのキャリア屈指の名曲と言えるだろう。
 
 
 

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