Like a Daydream

Ride - Play EP - 1990
♯1 Like a Daydream
 
個人的には2014年のバンド再結成とそれ以降の活動には甚だ懐疑的な立場にあるし,アンディ・ベルの名は(特に若いリスナーからは)むしろオアシス,あるいはビーディー・アイのベーシストとして認識されているかもしれないが,とりわけ 2nd アルバム Going Brank Again までのライドのサウンドは,90年代前半のUKロック・シーンを語る上でやはり欠かすことができない。
 
僕自身はリアルタイムでマッドチェスターの洗礼を受けていた時期ではあったが,1990年の Play EP,そのオープニングを飾るこの曲はやはり衝撃だった。
 
アンディ・ベル,マーク・ガードナーが共にフェイヴァリットと公言するビートルズを思わせるポップなメロディとノイジーなツイン・ギターが共存するメランコリックなそのサウンドは,所謂シューゲイザーの長い歴史の中にあってまさに出色の出来。
 
基本的に新曲はリリースしないというスタンス(2018年にシングル Tomorrow's Shore をリリースしてはいるが)での再始動にどれだけ価値があるか定かではないが,少なくともこの曲は今後も長く語り継がれるべき1曲だといえるだろう。
 
 
 

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