Everybody Wants to Rule the World
第4回「懐かしきドーナツ盤」。本日は,80年代に英米でビッグ・ヒットを連発したイングランド出身のロック・デュオ,ティアーズ・フォー・フィアーズ(直訳すると「恐怖への涙」というユニークな彼らのデュオ名はアーサー・ヤノフの著書 Prisnors of Pain の章題がそのまま使われたもの)のこの曲。
Tears for Fears - Everybody Wants to Rule the World - 1985
彼らの名を一躍世界に知らしめた1985年の 2nd アルバム Songs from the Big Chair からの 3rd シングル。全英最高2位,全米では見事No.1を記録した彼らのキャリア屈指のヒット曲だ。
「この曲のコンセプトは極めてシリアスなものだ。誰もが欲しがる富と権力,それが如何に悲惨なものかを歌っているんだよ(カート・スミス)」
僕がこの曲を知ったのは確かノエビアのテレビCMか何かだったと記憶しているが,その辛辣なリリックの意味など全く理解できぬまま,ただその鮮烈なメロディに惹かれてレコード・ショップへ。
この年齢になると十分に理解できるシリアスで哲学的なリリックの味わい深さも然るころながら,トラック,リズム,楽曲構成,どれを取っても非の打ち所がない奇跡的な完成度。僕がオール・タイム,オール・ジャンルで最も好きな楽曲の1つだ。もちろん,この曲を含む Songs from the Big Chair も今なお変わらぬ僕の愛聴盤だ。
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