Bigmouth Strikes Again
The Smiths - Bigmouth Strikes Again - 1986
1986年にリリースされたザ・スミスの 4th アルバム The Queen Is Dead からの 2nd シングル。
悲劇のヒロイン,ジャンヌ・ダルクに自身の姿を重ねる曲中の主人公による過激な独白が大きな物議を醸した1曲だが,ジョニー・マーが「僕なりの Jumpin’ Jack Flash にしようと思って書き上げた」と語るこの曲は僕が最も好きなザ・スミスのナンバーの1つでもある。
悲劇のヒロイン,ジャンヌ・ダルクに自身の姿を重ねる曲中の主人公による過激な独白が大きな物議を醸した1曲だが,ジョニー・マーが「僕なりの Jumpin’ Jack Flash にしようと思って書き上げた」と語るこの曲は僕が最も好きなザ・スミスのナンバーの1つでもある。
可愛い人/可愛い人/君の頭を殴りつけて/その歯を/全部叩き折ってやる/
そんなことを言ってしまったけど/あれは/ただの冗談だったんだよ…
可愛い人/可愛い人/君は/ベッドの上で/撲殺されて当然だ/
そんなことを言ってしまったけど/あれは/ただの冗談だったんだよ…
確かにとても褒められた内容とは言えないが,どこか不穏な空気を漂わせながらも「血湧き肉踊る」とでも言えばいいか,ここまで煽動的なロック・ナンバーというのもそうはないだろう。(バック・ヴォーカルにクレジットされている Ann Coats とはマンチェスターの地名で,実際には回転数を上げて再生されたモリッシー本人の声が使われている。)
余談だが,この曲にも登場する「ジャンヌ・ダルクの耳元で溶けていく『補聴器』」。ライヴに度々補聴器を付けて登場したことで非難を浴びたモリッシーだが,これは耳の不自由なリスナーからのファンレターにあった「補聴器を付けている姿を見られるのが恥ずかしい」という内容に対するモリッシーのメッセージだったというのが真相である。
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