Live Forever

Oasis - Live Forever - 1994

1994年の 1st アルバム Definitely Maybe からの 3rd シングル。

「例えばグランジなんかは，自己嫌悪だとか死にたいだとか，そんなのばかりだった。俺はそうは思わないし，カート・コバーンみたいな奴には本当に腹が立ったよ。だから永遠に生きたいと願うような曲を書いてみたのさ（ノエル・ギャラガー）」

 

時折りしもグランジ・ブームが吹き荒れる中，最高位10位まで駆け上がったこのシングルは，オアシスにとって初のUKトップ10ヒットとなった。

 

ニルヴァーナのカート・コバーンが当初 In Utero のタイトルに考えていたという I Hate Myself and I Want to Die への嫌悪を表した1曲だとも言われているが，単に楽観的であるだけなく，そのリリックにはなかなか味わい深いものがある。

 

最近／「辛い」って感じたことがあるかい？／雨が骨まで滲みてくるような／

そんな朝に／俺は／飛んでいたいだけなのさ／生きたいんだ／死にたくはない／
こうして／息をして／たぶん／信じられないだけなんだ／奴らにはわからないことが／
俺とおまえにはわかるだろ？／俺たちは／永遠に生きるんだ／俺とおまえが…

 

俺たちは永遠に生きる…。そう，「俺」だけではなく「俺とおまえ」が…。アンチ・グランジという一言ではとても片付けられない，とてつもなく感動的な1曲だと僕は思う。