Empty Souls

Manic Street Prechers - Empty Souls - 2005

2004年にリリースされたマニック・ストリート・プリーチャーズの 7th アルバム Lifeblood からの 2nd シングル。このシングルはバンドのキャリア最高のチャート・デビューを果たし，全英最高2位を記録した。

 

打ち込みを多用した美しいトラックはどこかメランコリックな肌触りをも感じさせるが，ニュー・オーダー，ジョイ・ディヴィジョン，デペッシュ・モード，あるいは「ベルリン三部作」時代のデヴィッド・ボウイなど，当時，彼らがよく聴いていたというサウンドを知ればそれも納得。僕の大のフェイヴァリットでもある 3rd アルバム The Holy Bible と双璧を成すキャリア屈指の傑作 Lifeblood を象徴するナンバーと言えるだろう。

 

余談だが，collapsing like the Twin Towers というコーラス部分は，9.11同時多発テロを連想させるという理由からシングル・ヴァージョンでは collapsing like dying flowers に差し替えられているが，レコーディング・スタッフによる編集ミスによりバック・コーラスはオリジナルのままになっている。