Turn Around & Count 2 Ten

23日,デッド・オア・アライヴのフロント・マンにして,80年代UKを代表するポップ・アイコン,ピート・バーンズがこの世を去った。25日,彼の Twitter アカウント上でマネージャーが明らかにしたところによれば,死因は急性心不全,57歳という若さでの早過ぎる死だった。
 
バンドの代名詞とも言える You Spin Me Round や,以前,このブログでも取り上げた Brand New Lover など,80年代にビッグ・ヒットを連発したピートだが,僕らの世代に最も馴染みがあるのはやはりこの曲だろう。
 
Dead or Alive - Turn Around & Count 2 Ten - 1988
 
初めてセルフ・プロデュースに挑んだ 4th アルバム Nude からのリード・シングル。
 
本国イギリスで最高70位に終わるなど,チャート・アクションでは予想外の低迷が続く中,時折りしも空前のディスコ・ブームに沸くここ日本でのみ実に17週に渡ってオリコンNo.1をキープした,まさにバブル時代を象徴する1曲だ。
 
 
 「性を区別する理由が分からない。僕の人生に大きな影響力を持つのは元妻のリンと夫のマイケルさ」と語り,その流動的なセクシュアリティを謳歌しながら,近年は実に300回を超えると言われる整形手術によって,別人のような容姿となってしまっていたピート。
 
この曲の頃の彼が,パフォーマンスも,またヴィジュアル的にも最も魅力的だったと僕は思う。
 
稀代のポップ・アイコン,ピート・バーンズの冥福を祈る。

 

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