Walking in My Shoes

Depeche Mode - Walking in My Shoes - 1993

アルバムに関して言えば,デペッシュ・モードの最高傑作は 7th アルバム Violator だと僕は今でも思っているし,それが彼らが示したエレクトロニック・ポップの一つの究極であり臨界点だったと信じて疑わないが,バンドのベスト・ソングには迷わずこの曲を挙げる。
 
 
マーティンのギターを大々的にフィーチャーしてロック・フィールドへと舵を切り,バンドの長い歴史の中で最も重要なターニング・ポイントとなった1993年の 8th アルバム Songs of Faith and Devotion からの 2nd シングルだ。
 
直接的な表現を避けつつも,多分に主人公の歪んだ性癖を連想させるリリックにはやや興が削がれるものの,重厚なトラックとデイヴの凄まじいヴォーカルは圧巻。リスナーにこれほどまでの重圧と緊張を強いるロック・ナンバーを僕は他に知らない。
 
 
 

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