Gone till November

昨年10月,スウェーデン・アカデミーは,今年のノーベル文学賞を米ミュージシャンのボブ・ディランに授与すると発表。賛否両論,各方面からさまざまな反応が寄せられ,議論は既に長期化の様相を呈しているが,少なくとも文壇には衝撃的な決定だったと言えるだろう。
 
ノーベル賞そのものについて言えば,僕自身は自然科学部門以外には全く興味がないから誰が文学賞を受賞しても構わないのだが,敢えて言及するならば,ボブの存在は「文学」ではなく「文化」だという気がしないでもない。
 
…と,受賞の是非はともかく,問題は実のところ僕が彼の楽曲をほとんど知らないということ。(いい歳のオヤジだとは言え,どちらかと言えば息子のジェイコブが気になる世代。)
 
Wyclef Jean - Gone till November - 1998
 
さて,そんな僕が「ボブ・ディラン」と聞いて真っ先に思い浮かべたのが実はこの曲。
 
元フージーズのワイクリフ・ジョンの 1st ソロ・アルバム The Carnival からの 3rd シングルで,彼が手掛けた楽曲の中では僕が最も好きな1曲なのだが,当代きってのトラック・メイカー,ワイクリフの手腕が如何なく発揮された楽曲そのものはもちろん,僕は空港を舞台にしたこの曲のMVが大好き。
 
で,一体どこがボブ・ディランなのかというと,そのMV中,I’m knockin’ on heaven’s door like I’m Bob Dylan. というフレーズのところで,ボブ・ディラン本人が登場するというね。
 
はい,ただそれだけ…(笑)
 
 
 

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