Superstitious

Europe Superstitious - 1988

ここ日本でも The Final Countdown のヒットで知られるヨーロッパの 4th アルバム Out of This World からの 1st シングル。80年代のヘヴィ・ロック・ブームの洗礼を受けた僕が当時好んで聴いていた1曲なのだが,この曲について語る時,どうしても触れておかなくてはならないエピソードがある。
 
若干19歳にしてショパン・コンクールを制したスタニスラフ・ブーニン。その4度目の来日公演。
 
何を血迷って母が僕をそんな場所に連れて行ったのか,ともかくもそのリサイタルからの帰宅後,部屋に籠った僕が大音量でリピートしたのがこの曲だった。
 
特に他意があったわけではなく,所謂ポップ・ミュージックに開眼した中学生の僕がお気に入りの1曲を繰り返し聴いていたというだけの話なのだが,母にとってはそれがよほど面白くなかったようで「よくもまあ,あんな素晴らしい演奏の後にそんな音楽が聴けるものね!」と…。

母の気持ちも分からなくもないが,そもそも僕にとって音楽の上下は存在しないわけで…。
(もちろん,僕にも好き嫌いはあるが,それはまた別の話だ。)
 
いずれにせよ,僕にとっては非常に思い出深い1曲だ。
 
 
 

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